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TRI-i4 [イヤホン]

中華イヤホンといってもビルドクオリティが上がっていてKnowle製のBAとダイナミックドライバの組み合わせなので有名な製品とそれほど変わらなくなってきた。
残すはブランド的なデザインを含めた高級感やオーディオ的な味付けやフィルター部分になってくるがかなり肉薄して来ていると感じている。
パンチ穴のフィルターからそろそろ脱却してもいいのでは?と思ってしまう。

以下Amazonでレビューした内容になります。
【デザイン】
ブラウンというよりシャンパンゴールドとしたほうがこちらの色の売れ行きも変わってきそうだ。
実際、金ピカで結構ゴージャスに感じる。
CNCの金属加工をされているイヤモニ風の外観な割に約6000円で購入出来るとは破格すぎる。

【音楽再生】
実際に音出ししてみるとほとんどのジャンルで問題ない完璧な出音。
itunesでtestplayで検索して頂くと作成したプレイリストが再生出来るようになっている。
99曲でポップス・ジャズ・ロック・クラシック・アニメ・サントラ・ひちりきというような和楽器やDJやオーディオ店でリファレンスとしてよくかける楽曲も含まれているので参考にしてほしい。

Yy-Ashからのアップグレードが出来そうと思っていたらTRI-i4という機種はこれを超えようとするのは暫くは無理そうな音になっていて正直びっくりした。

【販売価格】
ブログサイトにある7%安くなるクーポンコードを入力するとクーポンで1000円引きからさらにそれが値引きされるので6000円以内で購入することが出来る。クーポンコードは期間がある、また価格は徐々に下がっていくものだし現在は発売から少し経っている状態なので参考程度にしてほしい。
タイムセールではクーポンコードは効かなかったが1000円のクーポンが有効だったので5000円台前半で購入出来た。

【再生環境】
音源はiFiのnano iDSDで384kHzに強制的にアップコンバートして再生されるのだがこれが見事にはまっていた。3.5mmジャックは本体にもあるのだがRCAからの方が音がいいのでRCAから変換ケーブルを利用している。

【音質】
ヘッドフォンアンプを利用しているとイヤホン付属のケーブルが良く出来ていて低音に粘りを生じさせていてそこそこ濃い音に変化しているので他のレビューにあったあっさり目とは全く違う。
イヤピースもSednaEarfitLightのSサイズに変更して密着度をアップさせて低音が強調されながらも反響音が自然に感じる物にしてみた。
するとドラムがすごくいい! 
バスドラム、スネア、ハイハットその場で演奏しているかのようなノリがあるもので奏者の動きや楽器の質感まで想像できてしまう。
音場は少し広めだが定位は若干甘めだがリズムは正確に感じるし少し低音過多に感じるが許容範囲。
BAの解像度も高くブラスやチェロやバイオリン、コンデンサマイクのカスレの表現も十分出来ている。

ロックのような歪みのあるジャンルも自然に表現出来ているしほとんどのジャンルで問題ない。

【箱出し直後はエッジを感じる鳴り方】
テスト用アプリでのサイン波では問題ないのだがどうしてもボーカルが割れているように感じるがこれで正常なのだろうか。刺さりはないのだがエッジが効いているとはいえこの点はちょっと気になる。
音割れの件は一つ目の本体はドライバの故障のようで2個目は問題なかった。
エージングをいくらしても壊れていては無駄になってしまうので一週間ほど経っても変化がない場合は故障を疑うのも必要かも知れない。左右同時という事で大き目な音量で同時に壊れたと思われるが感度からしてドライバの手前に普通はあるはずの抵抗がない分BAが故障しやすいので注意が必要だ。ちなみに通常の2割増しで一回鳴らしてしまったことがあっただけなのでそれが原因だとしたらドライバの故障頻度としては高そうだ。

【エージングは結構長めに100時間】
Knowles製33518BAドライバが搭載されていてIKKO OH1やOH10は共通する派生モデルといったところだろう。これにダイナミックはダブルダイヤフラムで2枚振動板が加えられている。ドライバ部分のチタンコートやアルミハウジングから銅を多く含んだハウジングにするなどブランドモデルでは工夫されているがそれら2万前後のモデルと同等な音質が体験できると思われる。

BAのないDD単体でも2枚振動板があるものはエージングに時間がかかるしKnowles製33518BAドライバは特に気になっていたボーカルの部分はエージングで結構音が変わるので100時間を目安にしたほうがいい。3~4日位から深い低音も出始めるところがあるし中高音の滑らかさも出てくるので通常使用で2週間ほど使用したくらいが本来の出音となる。
気に入ったのでタイムセールで色違いも購入。5000円前半まで値引きして大丈夫?みたいなことになってきた。
7日目になるとエージングは終わり気味で曲によっては生々しいヴォーカルも聴かせてくれる。
スローバラードもいい感じで空間エフェクトが少し掛かっている楽曲では音の広がり、ピアノのバッキングもギターもベースもドラムも程よいボリュームバランスだ。
Yy-Ashとは違ってオーディオに近いサウンド。このくらい音質が良くなればヘッドフォンやスピーカーの代わりにイヤホンを聴いてもいいかと思ってくる。
D-REN miniも取り付けてみたが共振がなくなり粗い部分が少し緩和され定位が甘いところがなくなった分モニター的な鳴り方になった。Z5やIER-M9などマグネシウムハウジングは高価だが貼りものならそれほどコストをかけなくても体感出来る。

【まとめ】
高額な多ドラBAなんぞ捨ててこれを聴け!というイヤホンですね。カスタムや多ドラBA機も持っていますがモニターサウンドで優等生すぎますし最近の1BA+1DDの中華イヤホンは立体感があり好みの音です。

ただ、分厚いサウンドを目差すなら出力機器は全て出音は試したがMojoやmicroiDSD、AK380AMPがあると良さそう。
NW-WM1Aで4.4mm5極KimberCableでイヤピースもソニーのハイブリッドで同一環境としてXBA-N3との比較を行ってみたがエージングが完了した時点では解像感は互角、若干パート毎の分離が負けているところはあるがN3の真鍮音導管の円筒型の筐体とCNC加工のアルミハウジングを考えても3年前のソニーのイヤホンに追いついて抜き去った印象だ。もしハウジングやノズル部分に真鍮や銅を多用したら完全にN3越えしている。
ちなみにOH10は丹銅といって亜鉛が銅に対して20%程含まれている製品。

モニターライクで良ければケーブルも4nの4芯ツイストなので付属品で十分。
ケーブルで音質調節も出来るがこれ以上派手になると聴きにくくなってしまうが交換したところ4n純銀プラス102SSCでも問題なかったし8nプラスPCOCCやオーグラインも悪くなかったが普通に銀コート四つ編み辺りが無難な感じだった。
銀コートではないが銅4nのNICEHCK GCT4というケーブルを試したが大きな四つ編みで空間表現が増していた。
付属ケーブルでエッジが強めに出ている場合はこちらのケーブルに替えるだけで聴きやすくなるだろう。

イヤピースは付属品の軸が色付きの物やフォームタイプは悪くないが、改めて購入するとしたら筐体デザインからしてダブルフランジとの相性も良く質感や解像感のある高音とタイトなバスドラ、定位も保ちつつ外側への音の広がりのあるAET06+Sがいい。外耳道の奥で接地面積の広いDeepMountは低音は粘りが強調され高音の指向性が上がり音質調整されるのでおすすめだ。ソニーのハイブリッドやスパイラルドット++も無難に低音、高音が強調されて良かった。

金属ボディで全体的に硬い音になっていて分離が少し悪く中域にピークがあるので95点、3万以内のミドルクラスのイヤホンの音が楽しめるのは凄いことで中高音の解像度・迫力のある低音・空間を感じさせる滑らかさ・音源の全てを引き出しているところがありほんとに良く出来ている。
リスニング用途なら損はしないだろう。








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