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KBEAR KS1 [イヤホン]

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KBEAR KS1のレビューです。
Easy Earphones より頂きました。

2000円以下でKZに近いパッケージですがイヤピースはKZよりは柔らか目でしたがRHAのイヤピに変更してなるべく解像度アップと高音域を強調するようにしました。
この価格帯ですと何を基準にすればいいのかですがダイソーや300円ショップがライバルかというとそれよりは少し良い音に感じますのでツタヤに売っているようなイヤホン、有線ピヤホン1~2や5000円以下の中華イヤホンに近いイメージです。

最初に感じた音質としては

・高音が出ていない解像度があまり高くない
・3kHz付近にチリチリと違和感の感じる音がする。

・良いところはIEM風のデザイン、リケーブルが出来る、柔らかい低音、ステム部分に金属が使われている。

・エージング前では低音寄りですが次第に中低音寄りになっていく。
・エージング後は少し滑らかになりますし聴きやすくなるという変化がある。

装着性は良く黒と白があるというのも好みで選べる最低限度はクリアしていて質感も悪くありません。
NX7シリーズと同じ2Pinの形状をしています。
標準で付いてくるケーブルも銅の4Nな為、モニター調の音調でケーブルによる音の変化は感じません。プラグ部分にもアルミが使われていてしっかりした製品でありプラグのメッキも悪くありません。

ここまではドライバ以外では日常的に使うのに不満になるところは少ないのですが肝心の音質でもう少し解像度が高く高音の伸びや抜けが良くなるといいですね。最初に気になっていた3kHz付近の異音は解像度不足から来るものなので廉価版のイヤホンでもあと一歩で5000円前後と変わらなくなってきたと言えそうです。

【点数表】

満足度 3.0

温もり<ーーーー●ーーーーー>明るさ
高音の質 2.0
中音の質 3.0
低音の質 3.0
細やかさ 2.5
音楽性  3.0
明瞭   3.0
迫力   3.5
音場   2.5

平均3点で可もなく不可も無く若干低音の柔らかさがブーミーとも受け取れるのでそこが好みの分かれるところ、ずっと使っていても疲れにくいところを狙っているように思えた。
装着性は遂に実売1000円台のイヤホンもこの形状になったのかというくらい良く音質も中域が前に出て低音も強い為万人受けは良さそう。
イヤホンを月に何個も購入するような層には高音が不足気味といった印象。
4年ほど前になるがwestoneのWST-UM1JというBA1ドライバも中低音が特徴のイヤホンだったがそれよりは形状も凝っているしステム部分も金属で様々なイヤピースが装着できる利点がある。
安価な中華イヤホンの完成度が上がり数年前の有名メーカーと比較出来る程になっているようだ。
ドライバーも着実に良くなっているところがあるので有線のイヤホンは高級品と低価格品が更に分かれていきそうに感じた。
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