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KBEAR Knight [イヤホン]

【製品紹介・音質】
インナーイヤー(イントラコンカ)型と呼ばれるタイプのイヤホンですが今回HiFiHearさんからサンプルを頂いてのレビューとなります。
まず、この機種は低音の量感はあまり出ません。
レンジの狭さを感じますし超高音から重低音といった上から下まで満遍なく鳴るという事はなく中域がかなり目立ちますね。
N52磁性体と有機素材を複合した素材のダイヤフラムですが大柄なサイズでこれがまだ馴染んでこない気がします。
箱開けの時点では100時間以上のエージングが必要に感じた為、まずはエージングを4日ほどしてみました。
エージング後は解像度はそこまで高くないですが聴きにくさは感じません。
アルミハウジングや銀コートケーブルを採用していることや15.4㎜のドライバが使われている事から値段から想像するよりも良い音がします。
エージング前はザラザラとした感触があったのですが大分滑らかになってきました。
音場的には音の広がりが感じられオープン型のヘッドフォンのような開放感のある音がします。
その分低音のこもりがなくズシッと重い音は出ない為、構造上綺麗な抜けのある中高音が得意なイヤホンとなっています。
ただこれもインナーイヤーと外耳道の入り口付近の隙間を埋める事でかなり低音の量感が増すため圧迫感の少ないインナーイヤーの利点と低音の量感を出す工夫があればもう少し印象も変わってくるでしょう。
Fenderのイヤホンに付属してくるイヤピース。
SureSeal Tips(サーマルプラスティック(熱可塑性)エラストマー)のような熱で密着するタイプでこの機種用に新たに作るとしてですが15mmバージョンがあると低音の出方が変わってくるはずです。
イヤーピースではなくイヤーパッドがこのタイプのイヤホンでは付属してくるのですが取り付けるとボワッとした感触になり切れのある音ではなくなりますが装着感はエッジ部分が優しくなるため実際に取り付けたり外したりして好みの方を選択する事になります。
ケーブルは銀コートのツイスト、ツイストになっていて程よく輪郭が付きスッキリしたクリアな音質を狙っています。
リケーブルは出来ませんが耳フックのように装着すればシュア掛けも可能な形状になっています。
本体はアルミが多用されアルミハウジングな事から少し硬めな音になりますがハウジングが無駄に共振することもなく茶碗状の形状がうまく音響的に響くようになっています。
この形状ですがスピーカーのコーンの形からきているのでしょうね、後ろに抜けが良くなるように穴も空いていて理にかなってます。
Amazonでは1000円台から購入可能なのでインナーイヤーのイヤホンに興味がある場合はお試しに買うのもありですしちょっと装着時にシュア掛けにして手前に捻るといった工夫をすれば低音も出るようになりますので音楽の視聴にも応えます。イヤーパッドのスポンジはないほうが自分の場合は好みの音になっていました。

【評価】

満足度   3.0

低音    2.5
中音    3.5
高音    3.0
音楽性   3.0
明瞭さ   3.0
音場    3.5
色     3.0
職人技   2.0
加工    4.5
外観    4.0
ケーブル  3.0
パッケージ 2.5

【まとめ】
プラグ・スプリッター・ハウジング共にアルミで出来ていてケーブルもツイスト>ツイストで銀コートされていてスッキリしたタイトな音になってます。
細かな描写は苦手ですがCD音質というよりはラジオなど聴きながら何かをするといった用途には十分で工作精度も高く頑丈で壊れにくさも伝わってきます。
中音が目立つことから話し言葉が良く聴きとれるというメリットもあり、シェア掛けで捻るといった装着方法で音楽の視聴にも使用できるのでスマホでネットラジオを楽しむことに向いています。





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画像はAmazonから引用させて頂きました。
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