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ニコ生「歌ってみた」にお勧めなオーディオインターフェイスやプラグイン [ストリーミング]

マイクの特性や接続方法など。

ダイナミックマイクのほうが周囲の雑音も拾いにくく値段も安いことからダイナミック型がお勧めです。2980~1万円の製品がありますがそんなに音に差がない気がします100Hz以下をカットしてるとか50まで出ているとかそのくらいの差です。でも定番の58は音に切れがあるので迷ったら58でいいんじゃないのでしょうか。
一方コンデンサマイクは合唱のような会場全体の音を収録するのには向いていますが湿気に弱く使用しない時は箱にしまったり、使用時にはファントム電源が必要だったりします。
細かい音まで拾えますがナレーションの録音にはポップガードが必要になったりと手間が掛かります。また、それなりの音で録音するためには防音設備が必要だったりマイク本体の値段も20万前後掛かってきます。
一方、生楽器やアコースティックギターなどを録音するにはそこそこの音で録れる5万以下のコンデンサマイクがあったほうが便利です。
サスペンションやポップガード、6Mケーブル付属でお手軽なNT1-Aが1本目には良さそうです。
値段よりも性能が良さそうなのはC214といって定番のC414の安価版ですが音質は宅録では十分なようですが単一指向性に変わっているため注意が必要です。
他には真空管タイプのAKG PERCEPTION 820 TUBEやNTKが低価格帯の製品の中では良さそうです。
また、スタジオレコーディングをするには指向性の高いM3やNT3を複数本用意するのもいいかも知れません。ライブステージや繊細なヴォーカル表現には指向性が高く扱いは難しいですがBeta87AやSM87Aなどが向いているようです。表現の幅を広げるという意味ではダイナミックマイクからステップアップする際にも選択肢になりそうです。

単一指向性ダイナミックマイクの正しい持ち方
http://blogs.yahoo.co.jp/linear_pcm0153/33681426.html

ほぼ正面からしか音を拾わないので大げさになってしまうけど楽器やパソコンを操作しながらですとブームのマイクスタンドが使いやすいです。
マイクとの距離は通常2~15センチで5センチくらい離したところでレベルを合わせます。


※パソコンやビデオカメラなど、プラグインパワーのマイク端子にはダイナミック型マイクを接続すると故障する恐れがございますので繋がないでください。
ダイナミック型マイクをパソコン等に接続する場合は、マイクロホンアンプやミキサー等と接続しライン入力端子に繋ぐようにしてください。

と注意書きがあるように直接マイクをパソコンに繋ぐと音が小さい事の他に故障に繋がる恐れがあります。
マイクとパソコンを接続するにはプリアンプやミキサーが必要になってきますが最近ではパソコン向けに出ているUSBオーディオインターフェイスで録音からマスタリングに必要なものがパッケージされております。

下のリンクのようなUSBタイプのプリアンプを使用する例もありますが値段が6980程度するのでそれなら7980ほどでローランドのUA-11というオーディオインターフェイスが買えてしまいますが、どちらも中途半端なのであんまりお勧めではないですね。

パソコンにダイナミックマイクを接続していい音で録音
http://www.youtube.com/watch?v=ZFixxB2f8-Y
DeskTopLevelMeter
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/art/se383683.html
Icicle(アイシクル)
http://www.bluemic.jp/products/preamps/Icicle/index.html

X-FiシリーズではPremium HDが9000円前後でダイナミックマイク接続と再生リダイレクトに対応していることからアイシクルよりも生放送向けの機器といえるかも知れません。
X-FiシリーズはゲームやDVD再生などにも利用出来ますしPCスピーカーとの相性もいいのですが、少し本格的に音楽制作をしようとなるとDAWソフトでは利用出来なくなるため使えなくなってしまいます。
水おいしいですによると接続のところで気をつけないと左に音が偏ってしまうようです。
6.3mmステレオプラグ(またはステレオ変換プラグ)で接続しないとFMEでステレオ放送時にマイクが左onlyに。

それでも外部ミキサーや音源との併用時にデジタルミックス部分として利用することも出来るため1台あったほうが便利になるかも知れません。

ダイナミックマイク対応&デジタル入力ミックス  Premium HDの最大の特徴は、本体はダイナミックマイクに正式に対応し、ステレオミックス(再生リダイレクト)では内部再生音+マイク音声に加えてデジタル入力からの音声もミックスして入力/録音できることです。

特集:USB Sound Blaster Digital Music Premium HD での音楽+マイク同時入力
http://www.atamanikita.com/stereo-mix/Premium-HD-Vista1.html


そこで次の段階の説明になります。
ニコニコ動画の生主さんの放送の音量が一定でないのもこのコンプを使っていないことから来ていますので、良かったら参考にして下さい。

マイクから入力される音量が安定しないということを解決出来ます。が、ここからは結構機材の価格もそれなりに高くなってます。

はじめにコンプレッサーの説明。

コンプとは大きい音をギュっと圧縮して小さい音との音量差を少なくすること。
全体のレベルを安定させ、なおかつ小さい音をより聞こえやすくする。

*演奏者の表現を重視しているクラッシックなどではコンプは当然使いません。


具体的な装置

ローランド / UA-55
¥25800くらい
http://www.roland.co.jp/products/jp/QUAD-CAPTURE/
入力レベルの自動調整が可能なAUTO SENS機能を搭載。
インプット・レベルやコンプレッサーのパラメーターなど、あらゆる設定情報はパソコン上へ保存しておくことが可能です。接続する楽器ごとに設定を記録しておけば、シチュエーションに応じた最適なレコーディング環境を瞬時に再現することができます。

水おいしいです。にてUA-55の使い方や設定が説明されています。
UA-25よりも専用ソフトウェアでハードウェアのコンプ・リミッタの機器具合を加減できるので設定しやすいと思います。というかこの違いが大きすぎますね^^;
コントロールパネル経由で動くらしいのですが見た目のデザインもわかりやすいです。
コンプ.jpg

QUAD-CAPTURE UA-55でニコ生
http://vad.seesaa.net/article/205477141.html

UA-55でリアルタイムにマイクエフェクトを生放送に使う方法
http://vad.seesaa.net/article/208117562.html

フリーのソフトウェアでボイチェンもリバーブもありますし、UA-55に内蔵のハードウェアでコンプもリミッタもこれで一通り使えますし、実際のUA-55のテスト放送でも音圧も出ていて音質も良かったです。US144mkIIよりもいい感じなので近々、私も試しに購入する予定です。(高機能なプラグインが付属してくる上位ソフトになりますが12月頃にSONAR X1 StudioとUA-55がセットで販売されます)

http://www.g200kg.com/jp/software/rovee.html
ケロケロやボイチェンはこのあたりのフリーソフトでしょうかね。
WAVESでもWaves TuneというのがありますがこちらのほうはMelodyneに近く音楽の理論にそってより細かくピッチやビブラートを調整するため、昔ながらのエフェクトっぽい感じを出すのならフリーウェアで十分です。

FMR AUDIO ( エフエムアールオーディオ ) / RNC1773E
¥35800くらい
リーズナブルながら20万円以上のスタジオコンプレッサーに匹敵するサウンドで好評のRNC1773に特別なチューニングを行ったアナザーバージョン。内部アナログ回路に採用されているオペアンプをウルトラ低歪のものにアップグレードしています。RNC1773のシグナルパスは非常にシンプルで、VCAのICとオペアンプ、後は抵抗コンデンサなどのパッシブ部品だけですのでその効果は多大です。


アナログ回路のコンプレッサーでも3万ほどしますのでオーディオインターフェイスの中で音量調節が容易に出来るUA-55の使いやすさがわかります。
DAWソフトのSONAR X1 LEが付いてきますのでソフトの中のミキサーで設定をすればエコーやリバーブなどエフェクトも掛けられます。


パソコン本体の内蔵マイクや内蔵音源でもかなり綺麗に録音出来るようになってきましたが「歌ってみた」になると性格が変わったように別の要素が必要になってきます。カラオケでエコーを掛けるようなものですがテレビの歌番組のようなことを個人の放送でも行えば似たような効果が期待出来ます。

ここから先はDAWソフトで使用するプラグインの事になります。
今の録音やマスタリングはこのプラグインの使い方で完成度が変わってきます。
DAWソフトは有名どころでWindowsではCUBASEかSONAR、MacではProToolsもしくはLogicになります。これらのソフトはASIOという音に出来る限り遅延が起きないよう設計されたインターフェイスとコンピュータ間の信号のやり取りを行うことが出来ます。
最初はオーディオインターフェイスにおまけで付いてくるもので十分ですが、正規版にはプラグインを買い足さなくてもある程度に仕上げられる様に付属のプラグインがたくさん入っていたりソフトそのものの機能が豊富だったりします。

歌ってみたにお勧めなのは「Waves Vocal Rider」とコンプ、ディレイ(エコー)、リバーブ、L3とL1、Melodyne、7バンド以上のイコライザ、ディエッサーがあると良さそうです。WavesでいうとVocalとプラチナ ギターを弾く場合はAVIDから出ているハードウェア込みののイレブンラックあたりがいいです。プラグインだけでも全部で25万くらいですが、安くしようとするならネイティブパワーパックとGTR3とL3の3点があれば個人スタジオで仮オケレベルのものが作成可能です。これで通常は7万前後でしょうか。
最初はSonar X1 LEに付属するくらいの機能で十分でしょう。フリーでもプラグインはいろいろと出てますし、まずは使い切ったと思うくらいになったらステップアップがいいと思います。

このあたりの設定や仕組みは奥が深いので本を何冊か買って覚えてください。
DAWやミキシング関連の本が2000~4000円近くするのですが、ソフトを1本に絞って使いこなせば他のソフトでもほとんどやっていることは変わりませんので応用が利く様になってます。
なのでプラグイン関係の本はどれも大差ないかもしれませんね。
とりあえずDAWソフトはバスの数が多いので実際のミキサーよりも複雑なことを簡単に出来るのが利点でしょうか。スタジオにある卓のようなことがパソコン1台で出来るとも言えます。




USB AUDIO Interface UA-55

USB AUDIO Interface UA-55

  • 出版社/メーカー: ローランド
  • メディア: エレクトロニクス



USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD

USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD

  • 出版社/メーカー: クリエイティブ・メディア
  • メディア: Personal Computers



ヤマハ ミキシングコンソール MG206C-USB

ヤマハ ミキシングコンソール MG206C-USB

  • 出版社/メーカー: ヤマハ
  • メディア: エレクトロニクス



RODE コンデンサーマイク NT1-A

RODE コンデンサーマイク NT1-A

  • 出版社/メーカー: RODE
  • メディア: エレクトロニクス



SHURE(シュアー) マイク SM-58LCE

SHURE(シュアー) マイク SM-58LCE

  • 出版社/メーカー: SHURE
  • メディア: エレクトロニクス




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